みなさま、こんにちは。
今週は【女性とキャリアWeek】ということで、働く女性を応援する特集をお届けしています!
本日は、アーリーベンチャーであるポテンシャライトで働く20代女性のクロストークです♪
2周年を迎えたばかりのポテンシャライト。創業は代表山根と小原の2名でした。
実はその後の創業期を一緒に駆け抜けてきたのは、なんとこちらの20代女子3名の採用コンサルタントたちなんです。
「ベンチャーで働くってどんな感じなのかな?」と思っているあなたにぜひ読んでほしいです。現在25~26歳の彼女たちの奮闘記をぜひお楽しみください!
(左:黒須 中央:高橋 右:大和田)
入社前に不安だったことって何?
大和田:
私は新卒で大手の人材会社に入って、そのあとtoC向けアプリの会社で人事をしていました。
大手での経験がメインだったので、ポテンシャライトに入社するまでは超ハードだと思ってました。毎日終電みたいな。それは違いましたね。
一番不安だったのは、ベンチャーなので「即戦力」を求められるんじゃないかということ。代表の山根からは「採用コンサルは僕たちも1年くらいの経験だし一緒にやっていこう!」と言われていました。なので安心はしていたものの、とはいえ本当はどうなんだろう…という不安はやっぱり心のどこかにありましたね。
高橋:
私は介護士として働いていたんですが、結婚を機に退職して、1人目の子供を産んで育児に専念していたところ、リモートでお仕事を開始することになりました。
最初は知らない単語とかIT用語が多すぎて不安でしたね…。元々は医療系なので、ITや人材系の知識がないところからのスタートでした。今でももちろん分からない言葉はありますが、聞いたり調べたりしながらやれるようになりました。
黒須:
ポテンシャライトはWeb系のベンチャー企業さまがクライアントに多いので、自社採用も若くて地頭がいい人を求めているのでは?と思っていました。
学生の時からインターンたくさんやっていて、若くして起業していてみたいな、”意識高い系”の方が、社内にもクライアントにも多いのではないかと。
私はいわゆるザ・営業会社出身なので、革新的なIT技術を使ったサービスを展開している方々とうまくやっていけるか、自分が活躍できるかが不安でした。
大和田:
たしかに。私もIT/Web系は、意識高い系が多いイメージがありました。
「勉強会にいって●●さんと知り合いになった~」みたいな会話が飛びかう会社だったらどうしようと入社前は思っていました。
かと言って、「情熱!気合だ!」みたいなベンチャーっぽい会社も苦手なので、そのどちらでもなくて安心しました(笑)。
黒須:
たしかに、ベンチャーといっても社風は色々ですもんね。
これは入社してクライアント様と接して分かったんですが、そういう革新的なサービスを作っていて地頭がよさそうな方が多そうな会社ほど、素直な人材を求めていますね。
経歴とかは関係なくて、素直に話を聞く姿勢をもっていて自ら進んで勉強できる方が本当に多いです。
ーその通りですね!ちなみに黒須さんの”素直度合い”はどうですか?(笑)
黒須:
私は、素直ですよ!できなかったことは正直に言いますし、言い訳はしてません。
嘘もつきません!ベンチャーは人数が少ないので、嘘つくとすぐバレます!
一同笑い
たしかに!詳しくは黒須さんのこちらの記事を読んでみてください!
私、スキルアップできたなと感じるところは?
黒須:
思考の回し方が速くなりました!
これまではPDCAのPで終わっていたところが、自分がAまでやらないと会社の成長がとまるんだなと日々痛感しています。「できませんでした」は通用しなくなりましたね。
ーバレますからね(笑)。これまで働いてきた企業では、どなたが”DCA”を担当していたんですか?
黒須:
マネージャーのトップダウンが多かったですね。私はベンチャーでずっと働いていましたが、ベンチャーといえど若手に発言力はそれほどなかったです。
実は当社の「twitter採用プラン」は、私が考えたサービスなんです。
1社目の企業様に導入した際に対象者のピックアップに課題があり、2番目の企業様に導入する時にはさらにノウハウをブラッシュアップしましたね。1か月たらずでサービスのレベルアップができたので、力になっていると感じています、
ー高橋さんは山根と小原の2名時代にジョインして、もう1年半くらい勤務されてますよね。みんなから見た高橋さんってどんな印象ですか?
全員:
仕事がとにかく速い!本当に速い!
大和田:
高橋さんは小さいお子さんが2人いて、リモートワークでお仕事をされていますが、それを感じないくらい速いです。何かコツとかあるんですか?
高橋:
そんなことはないです(照)。
私がこの1年半で習得したのは、「自分で考える」ことだと思います。もし仕事が速いと思っていただけているのなら、1往復で完了できるようにまず自分で考える点かもしれません。
特に、わからないことがあった時ですね。最初は都度都度聞いていましたが、今は1度自分で考えてみて、なるだけ1往復で返せるように心がけています。
例えばタスクの依頼があった時に、やり方が不明な点とか質問したい点があると思うんです。その際にいちいち聞いていると、コミュニケーションコストがかかりますよね。
一旦自分で調べたり、考えてみるようになりました。
ーへえ~、それはいつから?
山根・小原の3人だけの時代はあまり意識してなかったです。
去年の夏くらいから社員が増えたんですが、きっと新しい社員からも質問をたくさんしているんだろうな…と思って。聞いてばかりでは誰のためにもならないなと感じ、それから自分で考えることを意識するようになりましたね。
特に私はリモートワークなので、質問のレスまちでタスクが止まってしまうと、ものすごく遅い提出になってしまうこともあるので。
ベンチャーだと色んなタスクが発生するので、まんべんなく色々な仕事を経験するなかで、想像して勘所が分かるようになってきて対応できるようになってきました。
ーそれはすごい! 大和田さんがスキルアップしたのはどんなところですか?
大和田:
スピードです!ベンチャーは人が少ないので、自分がやらないと誰もやってくれないというのもあります。
入社まもない頃、山根から「これやっておいて」と木曜の夜くらいに言われたことがありました。それで、「週明けに提出しますね」って答えたんですが、「は?」と言われましたね(笑)。
今なら「はい、いますぐやります!」って答えます。
あと、自分のタスクだけでなく、経営全体を考えるようになりました。
この取引はいくらくらいで会社の売上のどれくらいシェアがあるとか。それに対して+αの付加価値をつけたいと思うようにもなりました。
山根は経費で支出がある際、「自分の財布からお金が出ていく感覚を持て」というのですが、自分もその感覚、つまりコスト意識をもつようになりました。
大手にいるときは会社のことを、自分ごととして考えることはほとんどなかったので、大きな変化だと思います。
一番好きな仕事、語ってください!
黒須:
採用広報の設計が好きですね!
その企業様らしさを考えて、5回分などの社員インタビューの設計をするんです。
例えば、エンジニアドリブンな文化を押していこうとか。いわゆる「ブランディング、魅せ方」を落とし込む仕事です。
ー入社数か月ですごいですね!それは入社前の自分からは想像できない仕事なんじゃないですか?
黒須:
「ブランディングってセンスではないんだな」と実感しています。
ブランディングやライティングってセンス次第で、センスがないとでききないと思っていました。でもセンスではなく、ロジックがちゃんとあることを山根から日々直接学んでいて、経験を積んでいるところです。
それが今とても楽しいです!
高橋:
求人作成とかメールテンプレ作成は好きです。改行とか細部をきちんと整えたいんです。
最初はできていなくて、小原からちゃんとするように言われてたんですよ。無意味なスペースがあるとか、文体が統一されてないとか、細かいことですね。当時は「そこまで細かくなくてもいいんじゃないかな?」と正直思っていました。
今は全体の流れがみれるようになって、候補者目線だとこのメールの空白って違和感があるんだなと理解できるようになりました。メール1つ1つが企業の印象になることを学びました。
それから、Wantedlyなどに記載するインタビューの編集作業も好きです。
私はリモートワークなので直接企業さまに訪問することはないのですが、編集しながら記事を読んで、こういう方々が頑張っていらっしゃる会社なんだな!と知るのが楽しいです。
ーリモートワークの楽しみ方を熟知してますね!どんなスケジュールで1日を過ごしていますか?
仕事はAMと夜です。昼は公園にいくなど子供との時間です。子供を寝かしつけてから、夜仕事をしています。みなさんからはストイックと言われることもありますが、私としてはゆったりと働いています。1日を3つにブロックできているのは、メリハリというかリズムが持てていいですね!
ーリモートってサボろうと思えば、サボれるじゃないですか。それでも自分を律して常に高いクオリティを出せるのはどうしてですか?
それこそサボるとバレますよ(笑)。少ない人数でやっているので、依頼されたタスクに対応の時差があると、リマインドがきますから。それにやらないと自分が寝れないだけです。ダラダラしていても他にやってくれる人がいないし、自分のためにも効率化してミスなくやることを心がけています。
大和田:
私が好きな仕事は、ブランディングですね!本当に楽しいです。
新しい技術をやっている企業様の、しかも代表さんたちに会えるのって改めてスゴイなと。
日本にまだないサービスを作るんだ!といったお話を聞くとワクワクします。
よりよくその企業さまを魅せるにはどうしたらいいのか?を必死で考えています。
黒須さんと同じですが、私もブランディングって感性・センスだと思っていたんですが、ロジックをたててやるんだな!と山根から学んでいるところです。
それと、新しいことができるのもベンチャーの良さです。私は元々マーケに興味があったので、山根に相談してチャレンジさせてもらえることになりました。
大手だと言われたことをやるのが大半で、「おいおい、何回稟議通せばいいのよ…」ということもありました。今はそれがないです。
黒須:
大手だと仮にアイディアがあっても、上司やそのまた上司に確認してもらっていると、原型をとどめないくらい加工されてしまうこともあると思います。しかも自分の実績ではなく、上司のお手柄になるという(笑)。
大和田:
自分が手をあげてやりたいと言ったものが、自分の手でサービスラインナップに並ぶのは、ベンチャーの良さですよね!
ツライ、苦しいとき、ぶっちゃけて教えてください
いい話ばかりでなく、今回は「リアルベンチャーLife」なんで、しんどかった話もぜひ聞かせてください。
大和田:
具合が悪いときに、自分の代わりがいないのはツライですね。
キャパオーバーになっても言い出せないときもあります。
全員:わかる!!(笑)
大和田:
先日「最近どう?」って小原さんに聞かれたんですよ。「これ以上何もできません!」って答えたら、「じゃあ頑張ろう!」って笑顔で言われました(笑)。これは半分冗談ですが。
アドバイスをもらったのは、自分じゃないといけない業務と、他の人に依頼できる業務を切りわけられるようになろうということです。少しずつ改善していこうと思っています。
ベンチャーは裁量がある反面、それがツライ時もあります。みんな多かれ少なかれ、乗り越えなくてはならない壁だと思います。
高橋:
私もキャパオーバーを言い出しにくいことはありましたね。
リモートメンバーが私だけのときは、今日キツイな…って日があっても私しかやる人いなかったので、他の人に依頼するとか断る選択肢はありませんでした。あ、今は違いますよ(笑)。
ただそのおかげで、60分で見込んでる仕事を30分でやるにはどうすればいいか?と考えるようになりました。タスクの量は減らないどころかむしろ増えるので、あとはやり方とスピードを工夫するしかない。この時期を乗り越えてかなり力がつきました。
あとは、いつ何をするのかはとても大事です。
子供が起きているときはバタバタするので、やり慣れている仕事や単純作業をするようにしています。
日中たくさん遊ばせれば早く寝てくれるので、昼はしっかりと遊んであげるのが大事です。
子供が寝ているときは、集中力が必要な仕事をして、ミスを防止したり精度をあげられるように工夫しています。
黒須:
裁量が大きすぎることがツライときは、たしかにありますね。
自分の1つのミスで取引が終了するとか、大手の若手ではまずないじゃないですか。
手を抜いたわけではなく、誠心誠意一生懸命やっていて、でも結果がでない。そういう場合でもダイレクトにお叱りを受けるときがあります。「あぁ、私って力不足だな…」と感じますね。自分の力のなさと日々向き合うのは、結構ハードです。
私はずっとベンチャー育ちなのですが、これまで働いた企業だとミスをすると誰かに仕事を奪われていました。ただ、ポテンシャライトみたいなアーリーベンチャーだと、そのミスの回収まで自分でしなくてはいけません。そのなかで、いかにもがいていけるかだと思います。
裁量が大きい会社で働きたい!ってよく聞きますが、自分への負荷が大きすぎるときもあるようです。仕事の量が多いとき、求められるものが高すぎて追いつけないとき、いかに心折れずに前進していけるかが大事なんですね!
20代女子として、今の自分のキャリアでやりがいを感じるのは?
大和田:
「ポテンシャライト」と社名でGoogle検索すると「大和田」ってでてくることですね!
これは大手にいたら考えられないことでした。
それと、先日”@人事さん”に寄稿させていただいたのも嬉しかったです。
私みたいな社会人4年目の女性だと、上司に言われたことをやっている方が多いと思うんですが、自分の意見をメディアで発信できるのはやりがいになっています。
高橋:
企業さまを私がメイン担当として任せてもらえることです。
ずっとサブ担当としてやってきたのですが、数社はメイン担当を任せてもらえているので絶対頑張らないと!と思います。
もちろん失敗することもあって、「次はないと思ってやってね」と注意を受けることもあります。それでも任せてもらえるってことはありがたいので、ちゃんと期待にこたえたいです。
黒須:
自分がやった業務に対して「助かってます!」とおっしゃっていただけるのが、何よりやりがいです。本当に素晴らしいクライアントさまのご支援をさせていただいてます。
私も自身が執筆した記事をSNSでお知らせするときがあるんですが、「ベンチャーでポテンシャライト知らない人いないよ!」とお声かけくださる方もいて、嬉しい限りです。
「あのnoteの記事って黒須さんなんですね」とか、初めてお会いする方も読んでいただいてたり。
昔一緒にお仕事をしたことがある方々にも、今の私のほうが断然いい!と言っていただけます。裁量は人を成長させるんだなと感じます。
ベンチャーでの働き方が心配な女性にメッセージを!
黒須:
今モヤモヤされているなら、もったいないです!
若い時の特権、20代前半~半ばって、ポテンシャル層と呼ばれる時期でもあります。
いい意味でその言葉に甘えられて、チャレンジも失敗もさせてもらえるので、若いうちだからこそ飛び込んだほうがいいと思います。
大和田:
ベンチャーって過酷そうに見えるけど、入ってみると意外とそうでもないんです。
自分で調整できることが多いです。大手より柔軟だと思います。
あとは、自分が何したいかわからない方こそ、ベンチャーはオススメです。
同じことをやっていても、やりたいことは見つかりません。
裁量をもってやるなかで、徐々にやりたいことが見つかると思うんです。
チャレンジするのが怖くて一歩を踏み出せない自分がいるとすれば、「じゃあつまんない仕事を一生してれば?」と言ってあげたいです。
シゴトって好きになれるんだなと今実感してるんですよ。
私自身まさか自分がGWの最終日に会社に喜んで出勤して、連休明けに備えて仕事するようになるとは思ってもみませんでしたから(笑)。
黒須:
アーリーベンチャーで働くようになって、10年後とか”キャリアステップ”を考えなくなりました。常に時代に対応して、10年後に自分が一番やりたい分野で一番がとれるようになりたいです。
大和田:
私は結婚して子供ができてといったライフイベントも経験してみたいですし、高橋さんみたいに仕事もプライベートも充実した働き方ができたらいいですね。
高橋:
そんな風に言ってもらえると嬉しいです。
子育てしかしていない時と比べると、表情が柔らかくなったねと周りから言われます。
人と関わりがあるっていいですよね。いい意味でも仕事は息抜きになっています。
個人的には大手だからベンチャーだからは特に関係ないと思っています。
新卒で入った会社は200-300人でしたが、今はその時以上に快適に楽しく働けています。
自分にとって働きやすいってなんだろう?と考えてみるのもいいんじゃないでしょうか?
私はリモートワークですが、自分の手が空いてる時間でいいよ、好きな時間で働いていいよと言ってもらえる会社と出会えて助かっています。
もし子供の体調が悪くて午前中働けなかったとして、普通の会社だと欠勤になって、他の人に迷惑をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
でも今の私だったら「よし、代わりにお昼にやろう!」って自分で調整ができる。
フルタイムワーママの井上さんも同じ気持ちだと思います。
ママだから〇〇とかではなく、誰もが働きやすくなるといいなと思います。
独身女性でも、結婚している人でも、子育て中の人でも、同じように働ける環境になったらいいし、それを目指していきたいですね!
大和田・黒須:
それはめちゃめちゃいい! これからも頑張りましょうね!!
いかがでしたか?
20代でベンチャーというキャリアは得るものがたくさんありますね。
「裁量を持つことの大変さを思いしり、それでも前に進むことで人は成長する」を身をもって体験している3名のインタビューでした!
みなさんの参考になれば嬉しいです。
【女性とキャリアWeek】は、全5回。
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