このブログを読んでいただいている方で当社ポテンシャライトをご存知の方とそうでない方がいらっしゃると思うので、簡単に当社の紹介をさせてください。
◆株式会社ポテンシャライト
- 設立:2017年4月
- ベンチャー企業に特化した採用代行(コンサルティング)事業- 2年間で約100社の採用支援実績あり
- シリーズA〜Cまで幅広く支援 ※取引業で上場企業比率は5%程度
- 代表の山根はエージェント業を10年ほど経験
- リクナビ主催のキャリアカウンセラーランキング1位(3000名中)を獲得
という企業です。
設立後2年間はエージェント業はほぼ取り組んでおらず、3期目開始(2019年4月)から本格的にエージェント業を開始する梶を切っています。
話を戻します。
ポテンシャライトがベンチャー企業に特化したエージェント業を、なぜこのタイミングで、そしてそもそもなぜエージェント業をやろうと思ったのか?細かく記載していきたいと思っています。
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(1)エージェントのビジネスモデル、業界文化ではベンチャーに特化するのは現実的に難しい
エージェント(人材紹介)業界は「人材業界」にセグメントされます。人材業界は素晴らしい企業様がたくさん存在しています。
ただ、人材業界は「数値(目標)」に厳しい企業ばかりです。増収を目指して日々歩んでいます。増収をするために企業運営することは至極当たり前なことではあるのですが、エージェントが増収を目指した時に、ベンチャー企業は注力企業(紹介先)からは外れるのです。
エージェントが注力企業を選定する基準は2つあります、
・紹介料金が高い企業(つまり、紹介料率、年収提示が高い企業)
・選考が通過しやすい企業(つまり未経験採用やポテンシャル採用をしている企業)
注力企業選定はこの2つの基準を用いているエージェントが多いかと思います。
さて、この2つの基準は世の中のベンチャー企業は満たしておりますでしょうか?
答えは「No」です。アーリーベンチャーが高い年収提示ができる可能性は低いです。そして未経験採用やポテンシャル採用をできるほど余裕がなかったりします。
つまり、エージェントにとってベンチャー企業は「非注力」の烙印を押されてしまうのです。
現に、日本のエージェント業界においてTop5に入る企業のうち3社が「スタートアップ支援チーム」を立ち上げましたが、2年ほどでチームは解体しました。これはあくまで山根個人的な所感ですが、「生産性が低いから」という理由からです。つまりお金にならないのです。
ただ、日本はこのままで良いのでしょうか?
日本の将来を担うことになるであろうベンチャー企業の卵は今日も続々と設立されています。経営資源で最も重要だと思われる「人」に対しての問題を解決できるポテンシャルを持つエージェントが、ベンチャー企業から目を背けて良いのでしょうか?
事実として、本質的にベンチャー企業の支援に特化している企業は日本ではほぼ皆無です。
それに対して、ポテンシャライトが切り開いていきたいのです。
(2)エージェントのレベル低下を感じていること
これは現在エージェント業に取り組んでいる方々から叱咤をいただくかもしれませんが書きます。
現在、エージェント業全体のレベルは徐々に低下しています。理由は有効求人倍率が起因しています。
皆さん耳にされたことはあるかと思いますが、有効求人倍率というのは、「転職活動をしている求職者数」を「世の出ている求人数」で割り算したものです。
つまりこの数値が大きければ大きいほど「求職者」が有利なのです。
現在の有効求人倍率は1.6倍です。IT業界においては5倍くらい(推測)という話も聞きます。
これはエージェントにどう影響しているかというと、「求職者の集客さえうまくいけば売上が上がる」と思っているエージェントが多いです。とにかくマーケティング費用を投下し、集客数を増やして、カウンセラーがたくさん面談をするというサイクルです。
つまり人数(社員数)が必要なのです。各エージェントは未経験採用のオンパレードです。その戦略に対して特に文句はないのですが、
それであれば、
「きちんと教育はしろ」
と意見くらいはしたいです。
エージェントは求職者の大事な人生を請け負うことになります。未経験採用をして大した研修もなく顧客の前に立たせるのは良くありません。エージェントをご利用されたことがある転職希望者の方がこの(2)の話は感じられるかもしれません。
そうなると、優秀な求職者の方であればあるほど「エージェントに登録せずに転職活動をしよう」という文化になってしまうのです。これはまずいです。
僕はエージェント業が好きですし、何より求職者の方にとってもエージェントに相談をされた方が、良い転職活動ができると思っています。求職者がエージェントから目を背け始めているのです。それをエージェントが気づいていないのは本当に危ないのです。
(3)Web業界を中心に、ベンチャー企業がエージェントに対しての信頼感が欠乏し始めている
これは上記(2)と連動をするのですが、エージェントは全体的にクオリティの低下をしています。
そうなると、採用企業もエージェントから目を背け始めます。
上記(1)で記載しましたが、ベンチャー企業はエージェントにとって注力企業に選定されることは少ないです。それが故、ベンチャー企業からしても、「せっかく1時間かけてエージェントに自社の話をしたのに全く紹介がない」「紹介をして書類選考を通過させても日時希望が全く返信がない」ということはよくあります。
恋愛でいうとすれ違いがものすごく多い頻度で起きてしまうのです。
そうなると、
「もういいや、エージェントさんを使わずに自力で採用活動をしよう」
「エージェント離れをしたいので、ポテンシャライトさん、その支援をしてください」
と仰られているベンチャー企業は多くあります。
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ポテンシャライト代表である山根のキャリアの前半はエージェント業でしたが、直近2年間においてベンチャー企業の人事側の仕事をして感じたことを記載しました。
つまり、
・ベンチャー企業に注力するエージェントは存在しにくい
・エージェントのレベルが低下しており、このままだと求職者がエージェントを使わなくなってしまう
・ベンチャー企業もエージェントから離れていってしまう
これが、ポテンシャライトがエージェント業を開始した理由です。
ポテンシャライトがこの課題点を解決すべく存在しているとご理解いただけると幸いです。
また、エージェントを10年間経験し、採用コンサルティングを2年間経験したことで、日本では唯一のキャリアを築けていると思っているので、採用企業様側にも求職者様側にも、良いサービスを提供できるよう動いて参ります。
※幸いにも、採用企業様側からの人材紹介依頼は多数頂戴しております。
逆にベンチャー企業にご興味をお持ちの方のキャリア相談依頼はいつでもお待ちしております。
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