ベンチャー企業の営業職で働くメリット・デメリットとは?具体的な転職事例まで解説

「ベンチャー企業の営業職ってどんな感じなんだろう…?」

「私ってベンチャー企業に向いているのかな?」

「ベンチャー企業で働くことでのメリット・デメリットを知りたい!」


今回の記事ではこんな方々の思いに応えるべく、ベンチャー企業で働くメリットとデメリットを、『営業職』に焦点をあてて解説していきたいと思います。


当社の具体的な転職事例も掲載してあるので、転職を考えている方の参考になれば幸いです!

ベンチャー企業の営業職として働くメリット

まずはじめにベンチャー企業で営業職として働くメリットを解説していきます。


「自由度が高い」「インセンティブが多い」などのイメージが強いのではないでしょうか?


(1)「与えられる裁量が大きい」

ベンチャー企業では、大企業と比較して与えられる裁量が大きいです。


そのため、広い範囲での挑戦の場が与えられ、新しい営業手法を試したり、オリジナルの提案資料を作成するなど自分の意思で主体的に行動することができます。


ベンチャー企業では社員からの企画や提案を積極的に受け入れている企業も多く、企画力、提案力も身につきます。


(2)「成果に対する評価が大きい」

ベンチャー企業では人数が少ない分、チーム全体での成果より個人の成果に対して評価をされる場合が多いです。


インセンティブ制度などの歩合も大きく、高い成果には高い報酬が与えられます。また、入社数年で管理職に就くといったケースもあり、営業成績が評価やポジションに密接に関係してくるでしょう。


(3)「社内向けの業務が少ない」

ベンチャー企業では裁量が大きいこともあり、上長を説得する機会が少ないです。


無駄に分量の多い資料を作ったり、データを集めたり、自分の意見を通すための社内調整や、根回しをしたりする必要ありません。


そのため、社外にいかにアプローチするかに集中的に取り組むことができます。『社外に対しての営業』に集中できます

ベンチャー企業の営業職として働くデメリット

次に、デメリットを解説していきます。


「給与が低い」「業務が多くてきつい」「高いレベルについていけない」などのイメージの方が多いのではないでしょうか?


(1)「制度や仕組みが整っていない」

大企業では誰でも一定以上の仕事ができるように制度や仕組みが整っています。


しかし、ベンチャーではそうした制度や仕組みがほとんどなく、「何を」「どのように」やるかということを自分自身で勉強して決めていかなければなりません。


研修なども少なく、営業職としての基礎知識やスキルが少ない人にとっては厳しい環境だといえるでしょう。


(2)「待遇は実力次第」

ベンチャー企業の営業は、一般的に基本給が低くインセンティブの割合が高いと言われています。


そのため、成果が出なければ厳しい待遇になることもあります。また、大企業と比較すると福利厚生などが充実してない場合が多いです。


高い給与を維持できるかどうかは、その人のスキル次第になってしまいます。


(3)「一連の業務を一人で対応しなければならない」

ベンチャー企業の営業職は、営業先のターゲティング、アポイントメント、クロージング、アフターフォローまでの一連の業務を一人で対応しなければいけません。


そのため、個人の責任も大きく、プレッシャーも大きいです。また、社内の営業同士での競争もあるでしょう。

ベンチャー企業の営業職に向いている人

上に挙げたようなメリット、デメリットをふまえた上で、実際にどのような人がベンチャー企業での営業職に向いているか解説していきます。


(1)「裁量を大きく持って、主体的に仕事がしたい人」

ベンチャー企業では、やる気次第で若手や未経験でも責任のある仕事が任せられることが多いです。


また、上司からの細かい指示が出されないことも多く、自分自身で課題や目的を明確にして、計画→実行→改善のサイクルをまわす必要があります。


そのため主体的に自走していける人が向いています。


(2)「最新の知識に敏感な人」

移り変わりの激しいベンチャー企業において、その業界で生き残っていくためには常に新しい技術やトレンドに敏感である必要があります。


そのため、常に競合他社の状況を把握しておく必要があり、関連する業界の幅広い知識を獲得していける人がベンチャー企業の営業職として向いているといます。

ベンチャー企業の営業職に向いていない人

逆に、下記の特徴にあてはまる人はベンチャー企業の営業職に向いていない人だと思います。


(1)「安定を求める人」

安定を求める人であれば間違いなく大企業で働くほうが良いでしょう。


大企業であってもいつ倒産するかはわかりませんが、ベンチャー企業ではちょっとしたミスが大損害につながる可能性があります。


また、ベンチャー企業では業績・実績次第で減給することもあるため、安定を求める人にはベンチャー企業の営業職には向いていません。


(2)「与えられた仕事をこなすのが好きな人」

自分の担当業務をしっかりとこなし、その上で多部署と連携する必要がある大企業と比べ、ベンチャー企業では自分で仕事を探し、新しい挑戦に取り組むことが求められます。


そのため、誰かの指示を受けて動き、与えられた仕事を黙々とこなして成果を出すことが好きな人には、ベンチャー企業の営業職には向いていません。

ベンチャー企業の営業職への転職事例

当社が転職をサポートし、ベンチャー企業の営業職へ転職された事例を紹介します!


26歳女性 大手コンサルティング会社にお勤めのAさん

・転職理由:裁量が少なくクライアントと対峙する機会も少ないので、自分のスキルが同世代と比較すると低いのではないかと不安になったため。


・どのような転職方法だったか:エージェントを1社、転職サイトを2つ、学生時代の友人から声をかけてもらい紹介が2社


・転職先を選んだ理由:若手でも活躍している社員が多い点、自分の裁量で業務配分はできる点。


・転職した結果のメリットデメリット:社内向けの仕事が少なく、クライアントに向き合う時間が増えたことがとても嬉しいです。一方で年収は下がりましたが昇給のイメージは上司と共有できているので、あとは努力次第だと思っています。


32歳男性 IT系大手企業にお勤めのBさん

・転職理由:管理職になって、現場の営業から遠ざかってしまったため。


・どのような転職方法だったか:エージェントを3社、転職サイトを2つ利用


・転職先を選んだ理由:社長と直接話す機会が多く経営に近いところで裁量がもてる点、事業やプロダクトの将来性が高いと感じた点。


・転職した結果:チームの意見が活発で自分たちでサービスや組織を作っている実感がもてる点にやりがいを感じています。その反面、フローや制度の整備に加えて、プレイングマネージャーの役割があるためやることは多いですが、充実して業務に取り組めています。

ベンチャー営業職の転職先一例

ベンチャー企業で人気の営業職はなんといってもSaaS系です。


SaaSとは、Software as a Serviceの略で、ソフトウェアをインターネット経由で利用できるようにしたサービスです。例えば世界的には、SalesforceやAdobeなどが有名です。


海外SaaS市場は、2020年に9.7兆円規模といわれています。


日本でもSansan社が昨年末に30億円の資金調達を行ない、累計の調達額が100億円を超えるなど、勢いのあるベンチャー企業がずらりと揃っています。


下記は一例です(※敬称略)。

・マーケ系ベンチャー・・・プレイド、ヤプリ、Repro

・HRTechベンチャー・・・リフカム、HERP、Wantedly

・医療系ベンチャー・・・カケハシ、iCARE、MICIN

・Fintech系ベンチャー・・・freee、マネーフォワード、メルペイ

エージェントに相談すれば自分に合う営業職が見つかりやすい

ベンチャー企業での営業は、自分に合っていれば報酬もよく楽しいですが、合っていないととても辛く大変な思いをします。


また、大企業で成果を残せたからベンチャー企業でも同様の成果を残せるかどうかはわかりません。


あなたが実際にベンチャー企業の営業職に向いているかどうかは、プロであるキャリアカウンセラーに相談してみることをオススメします。


当社ポテンシャライトでは、今まで160社以上のベンチャー企業で採用に携わった経験から、あなたの志向やスキルをもとに最適な選択肢をご提案します。


ぜひ一度無料相談においでください!

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