20〜30名のベンチャーは要注意!?退職者が多いこのフェーズの3つの理由

ポテンシャライトはシリーズA、シリーズB、そしてシード期であるベンチャー企業の採用支援に入ることが多いです。知名度がまだまだ低いフェーズですので、採用活動には苦戦をすることも多くあります。

スキルがある方からたまたま応募が入ると、ベンチャー企業は大盛り上がりです!「すぐに面接をしよう!今日は設定できないのか?」と盛り上がったまま面接をして、一生懸命口説いて、そして入社をしてもらう、というのはよく見かけるベンチャーあるあるです。


今回の本題ですが、
ポテンシャライトの経験上、社員数が20〜30名程度のベンチャー企業は離職が相次ぐタイミングです。これは約半数程度の企業が通る道なのではないでしょうか。ですので、ベンチャー企業に転職をされる際はこの事実はしっかり認識すべきだと思います。


では、なぜ20〜30名のフェーズで離職が相次いでしまうのかを下記します。

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◆20〜30名のフェーズで離職が相次いでしまう理由

(1)代表のマネージメントが限界を迎えてくるため

ベンチャー企業は代表にカリスマ性があることが多いです。代表の魅力に惹かれて入社をする方も多いかと思います。20名くらいになるまでは代表のマネージメントが効いていることが多いのですが、20名以上になるとさすがに1名でマネージメントをするのは無理になってきます。

そうなるとマネージャー/リーダーが必要になってくるのですが、ベンチャー企業は平均年齢が低いことが多く、25歳のマネージャー/リーダーが生まれることも多く、そこでマネージメントが効かなくなってしまうこともあります。今までは代表の力で運営をしてこれた企業ですが、力技では難しくなってしまい、組織に歪みが生まれてしまうのです。


(2)スキル重視に偏重をしている採用のため

前述しましたが、ベンチャー企業にとってスキルが高い方からの応募は大盛り上がりします。知名度もないため、そこまで優秀な方からの応募も少ないのです。面接はもちろんしますが、「是非入社をしてください!」と半ば強引に内定を出し入社をしていただくために必死に口説く、ということはよくあります。

これ自体は悪いアクションではないのですが、スキルに偏重をした採用活動を進めると起きてしまうと「社風」にマッチしているのかは盲目になります。ベンチャーは「組織風土(社風)」を文言化できていることは多くはありませんが、スキル偏重採用だと組織風土がどんどん歪んできます。もちろん、活躍をする方も多いかと思いますが、組織に一体感がなくなってしまうのです。そこで歪みが生まれてしまいます。


(3)行動指針が未設定であるため

ベンチャー企業はミッション、ビションが決まっていることが多いかと思いますが、行動指針/バリューが決まっていないことが多いです。行動指針とは、社員が行動する際に意識すべきことを具体的に示したものです。言い換えれば、【行動の前提】となる取り決めのことで、企業が社員に求める【行動の基準】を行動指針として定めます。
(参考:https://jinjiseido.com/media/behavioral_guidelines)

つまり、企業としてのあるべき行動軸が決まっていないため、採用選考でもどうしてもスキル重視の選考になってしまうのです。また「この方、ウチ(自社)にマッチしそう」「そうそう、ウチっぽいよね」と抽象度の高い選考をしていると、組織は歪んできます。行動指針を設定するとこれが選考における「求める人物像」に繋がっていくので、スキル・人柄とジャッチがしやすくなるのです。

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これらが20〜30名で退職者が多くなる理由です。

ちなみに、ポテンシャライトは「人事」のプロフェッショナルですので、人事側面から見た理由を記載しました。
(上記とは別に決定的な理由がもう1つありますが、それは面談などの機会でお話をしますね)


では、このフェーズの企業の見極め方は何なのか?簡単に記載してみます。


(1)エンゲージメント数値

エンゲージメントは企業の帰属意識だと思ってください(詳細に説明すると長くなるので割愛)。
エンゲージメント数値は帰属意識を数値化したものです。エンゲージメントツールが世に出回っており、モチベーションクラウド、webox、リフカムエンゲージなどです。まずエンゲージメントツールを導入しているかどうかを聞いてみてください。そしてその数値も聞けるとベストです。


(2)行動指針、求める人物像を文言化できているか

前述した通り、文言化できている企業は退職者は少ないイメージです。聞いてみていただけると良いかと思います。


これ以外にもいくつかありますが、それは面談にお越しいただいた際にお話をさせてください。

ポテンシャライトではベンチャー企業への転職支援を行なっておりますので、ご希望の方はこちらからお問い合わせください。


<転職希望の方は下記のフォームからエントリーください>

Yamane Kazuki

新卒で入社した大手人材系企業にてマネージャーとして人材紹介事業に携わり、その後、IT/インターネット/ゲーム業界に特化した人材紹介会社立ち上げに参画。同社在籍時にはリクナビネクスト主催のキャリアカウンセラーランキング1位(3000名中)を獲得。2017年4月、株式会社ポテンシャライトを創業し、人材紹介事業と採用コンサルティング事業を推進している。