100社の採用現場に入ってわかった「成長するベンチャー」の見極め方5選

直近2年間で約100社のベンチャー企業の採用に伴走し、色々な企業様を目にしました。


 ・急成長をする企業

 ・序盤は成長をして途中で退職者が相次ぐ企業

 ・採用がなかなか進まずに成長が鈍化してしまう企業


ポテンシャライトは採用(人事)のプロです。その観点から見たときにどういったベンチャー企業が結果的に成長しているのか、ポイントを5つに分けて記載してみます。

是非ご覧ください。

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(1)社長がとにかく採用活動に積極的

成長しているベンチャー企業の中で社長自らが採用活動に徹していることがほとんどです。社長のFacebookやTwitterの投稿を見ると採用関連についての投稿を一生懸命したり、また採用系のイベントや外部講演などに積極的に参加をしている企業様は採用がうまくいっている確率も他社に比べて高く、成長していることが多いです。


皆さんがおそらく名前を知っている有名なベンチャー企業の事例なのですが、その企業の社長様は採用したいと思う優秀な知人、友人には3ヶ月に 1どのタイミングでほぼ必ずと言っていいほどメッセージをお送りしているようです。これはメッセージの受け取り手から聞いた話なのですが、きれいに3ヶ月おきにご連絡が来るとのことで、ここまで徹底されているのか、驚くとともに感心した覚えがあります。



(2)オフィスがきれい

面接に行く際にオフィスの様々な場所を見ることがあるかと思いますが、ぜひ面接のルームや執務室を見る機会があるのであればオフィスが清潔に保たれているのかは見てみてください。


これは僕の持論ではあるのですが、オフィスの様々な場所を見ることがあるかと思いますが、ぜひ面接のルームや執務室を見る機会があるのであればオフィスが清潔に保たれているのかは見てみてください。これは僕の持論ではあるのですが、ボイスやオフィスや商談ルームを清潔に保てない企業様が、ビジネスにおいて細かいことに気を配れるかと、言うと、そんな事はありません。お客様がいらっしゃる部屋にもかかわらず椅子が並んでいない、ディスプレイのコードが煩雑になっている点などは僕からするとアウトです。



(3)カジュアル面談を厭わずに実施している

直近3年間ぐらいで一気に広まった「カジュアル面談」。皆さんご存知かと思うのですが、いわゆる選考(面接)ではなく、選考要素がない面談です。カジュアル面談を実施しても、結果的に選考希望をいただけなければ面接に進めることはできません。見方によっては無駄な時間となるのです。


ただ昨今の転職市場において、採用活動をしている企業数と転職活動をしている求職者数でいうと、圧倒的に企業数のほうが多いです。こういった状況の中で少しでも自社に興味を持ってくれている方とは積極的にお会いした方が良いと思っています。たとえ選考希望がなくともカジュアル面談という形で積極的にお会いをした方が良いのです。


それを理解しているベンチャー企業様はやはり採用活動においても圧倒的に強いです。それが故に成長していることは多いのです。



(4)決断が速い

成長企業はとにかく決断が速いです。と同時にレスポンススピードも速いです。

例えば、

 ・選考結果連絡
 ・面接日時調整連絡
 ・選考を最短で設定している
 ・質問に対してのレスポンス

などです。

ポテンシャライト代表の山根はこれまで11年ほどエージェント業、採用コンサルティング業をして参りましたが、最も成長をしていた企業様はスピードがとにかく速い企業様でした。特に選考結果がずば抜けて速いです。1分で出す結論と1日かけて出す結論は大きく変わらないと思います。3分で出す結論も30日かけて出す結論も変わらないかと思います。


そして、選考結果の決断が速いということは日々ビジネスにおいての決断も速いことが予想されます。上長に判断を委ねたときに「ちょっと待って、明日やるね」と言われて、結局明日にも結論が出ない、というのはビジネスにおいてよくあるかと思います。逆に上長に判断を委ねたときに「今やるわ。これは●●にして」と言われるほうが良いかと思います。



(5)エンゲージメントが(そこそこ)高い

エンゲージメントとは、社員の会社に対する「愛着心」や「思い入れ」を表すものと解釈されますが、より踏み込んだ考え方としては、「個人と組織が一体となり、双方の成長に貢献しあう関係」のことをいいます(参考:https://jinjibu.jp/keyword/detl/176/)。
ここ最近だとWeboxやリフカムなどエンゲージメント測定ツールも多数出ております。これら測定ツールの結果として、数値が高い企業はやはり社員が自社に対して愛着がある分、ビジネスが進むスピードも速いことが多いです。


ただ、エンゲージメントが高すぎても問題であると考えています。社員が働きやすいように、そして愛着を持ってもらえるようにするためには、社員の要求をとにかく形にして、社員第一主義を貫けば良いのです。ただ、社員第一主義が顧客のためになるとは限りません。成長をする企業はある程度仕事量は多く、自身に負荷をかけて仕事をしていることもありエンゲージメントは一部低くなることがあります。ただ、これは致し方ないことではあるのです。

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以上になります。

ベンチャー企業はどの企業もある程度ビジョナリーで、面談をするとワクワクすることを言ってくださいます。ただ入社してみて実態とは大きくかけ離れていた、という事例も多数聞きます。

また、入社後に成長実感がある企業のほうが働いていて楽しいでしょうし、どのように見極めることができるのかを記載してみました。ご参考までに!


ベンチャー企業へご興味ある方はご相談いつでもお待ちしております。

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