「書類選考が思うように通過しません、、、」
エージェント歴約6年を通じて、3万人以上の履歴書職務経歴書(レジュメ)を見てきました。レジュメは人柄を表すというほど、性格が出るので、レジュメ占いが出来るのではないかというくらい、(人事の方やエージェントあるあるでないでしょうか。)様々な候補者のレジュメを見てきました。人事とエージェントがどんな視点でレジュメを見ているのか、「レジュメの見られ方」を大公開します。
今回はこの内容でお送りします
・経歴から見えるその方の志向性
・レジュメの注意事項
・転職サイトのプローフィール作成
20代の時に国家試験を勉強していた兼ね合いでブランクがあったのと、複数社で派遣社員での勤務経験があり、そこが複数社での勤務経験とパッと見で捉えられてしまったようです。見え方が良くなかったのです。履歴書の備考欄を活用するなど、書き方を少し夫しただけで、書類の通過率が格段と上がりました。
(1)経歴からみる候補者の志向性
レジュメは性格を表すと言いますが、まさにその通りです。レジュメからある程度の志向性や性格が読めたりするのです。
レジュメのパッと見で見ているポイントとしては
・分かりやすいか
・ストーリー性が感じられるか
・枚数は多すぎず、少なすぎず
・体裁はイケてるか
パッと見の印象は非常に大事で、そこの印象が良くないと、あまり内容を読み込んでもらえません。レジュメを読み込むって具体的に何をしているのでしょうか?
20代であれば高校にまで遡って、出身校の偏差値を見てます。
えっ!高校の偏差値?って思いますよね。高校の偏差値を見ることによって、基礎学力を判断する材料にしています。(あくまでも判断材料です)そこから大学の偏差値を見るのですが、この偏差値は、偏差値の高さを見る事も多いですが、偏差値の上がり幅にも注目して見ています。例えば偏差値50の高校から、偏差値65の大学を卒業しているとすると、さて、これはどの受検方法で入学しているのだろう、「指定校推薦かAO入試?」「角度は低いが一般受験?」みたいな仮説を立てます。
となると、指定校推薦であれば、その枠が貰えるくらい、高校生活は真面目に過ごしていたタイプだろう、AO入試だった場合はしっかり対策したんだろうな、一般受験であれば、目標に向かって努力が出来て忍耐力がある、という人物想定をするのです。「大学ってどういう方法で受験してたんのですか?」とさらっと、人事の方に聞かれることがあります。
選考には全く関係ないですが、一般受験の方がプレッシャーに強く忍耐力や、継続性がある人物像と想定するのです。
もちろん、百聞は一見にしかずなので、面接でお会いした印象が上書きされますが、レジュメを読み込んで、こんな事を想定しています。ちなみにこれを一瞬で判断しています。
後、見ているポイントは、転職のストーリーです。1社目から2社目や2社目から3社目などの転職の流れを読み込んでいます。
例えば、20代後半で1社目が大手総合社で2社目がアーリーベンチャーというご経歴の方がいるとします。その方の履歴書を見た際に私が思うことは、1社目きっとイケイケでやってて、多分飽きちゃったか、もっと裁量持ちたくなったか、それとも、将来独立したい?みたいなイメージを持ちます。どの辺りの志向性なのだろうと、仮説を立てながら、職務経歴書を見ます。そこで、成果の出し方が1社目より2社目が目立たないと、尚且つ在籍期間が短かったりすると、大手からアーリーベンチャーへのギャップが大きかったのかな、ただ、2社目でベンチャーを選んでいるというこは、ベンチャーマインドがあるから、ミドルベンチャーくらいのご転職希望かな、そういった求人も準備しておこう、という考えに至ります。
事例2として、1社目が老舗メーカーで2社目も老舗メーカーというご経歴の方がいるとします。
その方の履歴書を見た際に、安定落ち着いた感じがお好きな方、志向性もきっとお人柄も落ち着いている方なのだろうと想定しながら、職務経歴書を見ます。業務内容が1社目と2社目で大して変わってない、在籍期間も3年くらいだ、という事は、人間関係が理由で辞めるのか、といった見立てをします。実際お会いすると、基本的には当たっていますので、レジュメ占いが出来るのではないかという理由はここからです。
(2)レジュメの注意事項
レジュメに貼る写真は侮れないです。写真なんて、、、という方がいいます。
まさか携帯の自撮りでとった写真を履歴書に貼り付けてないですか?会社のネックストラップつけたまま、ノージャケット、ノーネクタイなんて、してないですよね?
実は意外と多いんです。
もしかしたらエージェントに提出する履歴書だからと気を抜いているのかもしれないですが、エージェントから企業にご推薦をするわけですから、(企業様がそれでもOKを除いて)漏れなく差し戻して、修正頂いておます。(変な写真を貼るくらいなら貼らない方がましです。)
レジュメの誤字脱字はNGです。当たり前中の当たり前ですが、これもまた実際に多いです。誤字脱字であれば、先方にご推薦前にエージェント側でチェックはできますが、事実関係を間違える方もいます。職務経歴書に記載している資本金や従業員数がを間違えているケースです。転職活動中の選考は、自分を商品に見立てた時のプレゼンの場です。商品をプレゼンする際の仕様書を間違えないですよね。改めてレジュメの誤字脱字を確認をする事をおすすめします。
これも本当に多いですが、大文字小文字半角全角、和暦、西暦の統一性で、バラバラな方も多いです。そういうレジュメを見ると細かい事に気が配れない。仕事のレベル感もそんなに高くないという印象を持ちます。どの職種もですが、特にバックオフィス系で事務処理能力が高いですという、アピールをしておきながら誤字脱字があると、説得力0ですね。
(3)転職サイトのプロフィールを活用しよう
そんな方におすすめなのはWantedlyのプロフィール作成です。おそらく10分くらいあればさらっと入力出来るはず。こちらを作成頂ければ、企業様によってはそのURLでカジュアル面談の調整が出来る場合もあります。少し前からカジュアル面談を実施される企業様が増えており、弊社もカジュアル面談の調整を多くさせて頂いております。もちろん本選考に進む際は、レジュメの作成が必要ですが、良いところあれば話を聞いて見たい!という方にはうってつけです。ぜひご活用ください。
==========================
以上、いかがでしたでしょうか。
「たかがレジュメ、されどレジュメ」レジュメ作成でお困りに事ありましたら、弊社の経験豊富なキャリアカウンセラーにぜひご相談ください。
0コメント