ベンチャーへの転職で失敗しないためには?事例と対策をまとめて解説

「ベンチャー企業に転職した●●さん、もう退職したらしいよ!」

あなたの周りにこんな方はいらっしゃいませんか?

・「ベンチャー企業で働いてみたいけど、活躍できるか分からない」
・「ベンチャー企業ってどんな働き方か想像できないから、転職して失敗してしまうかも」

という不安をお持ちではありませんか?

そこで今回のブログは、創業2年で100社の採用コンサルティングをしてきたポテンシャライトが、ベンチャー転職で失敗したくないあなたのお悩みに回答します!


具体的には

・ベンチャー企業への転職で失敗した事例

・ベンチャー企業への転職で失敗する理由

・ベンチャーへの転職で失敗しないためには?

の順番にご紹介していきます。
悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!






ベンチャー企業への転職で失敗した事例

実際、大手企業からベンチャー企業に転職されると、色んなギャップがあります。

うまくそのギャップを消化できる人もいますが、フィットできずに「この転職は失敗だった」と思われる人も少なからずいます。

ベンチャー転職に失敗してしまったな...という方の事例をご紹介します。


働き方をイメージできていなかったAさん

有名私立大を卒業後、大手メーカーに就職し、4年目のAさん。
30名ほどが在籍するマーケティング部に所属している。マニュアルがきちんとあり、研修体制も整っている。残業もほとんどない環境。

入社から3年ほどたった頃、言われた仕事をこなす毎日が退屈になり、ベンチャー企業に転職。

ところが、残業や持ち帰りの仕事が多く、体がついていかない。教えてくれる人が周りにいないため、どのように仕事を進めていいかも分からなく、思ったような活躍ができずにいる。

【対策】

・入社前に具体的な働き方をイメージしておく(勤務体系や、労働時間、時差出勤、在宅ワークOKかなど)

・入社前に具体的な仕事の進め方をイメージしておく(一緒に働くチームやメンバー、OJT体制、レポートラインなど)


自分のスキルを伸ばすことだけに集中できると思っていたBさん

30代半ばで2000名規模の大手コンサルティング会社にお勤めのBさん。
管理職として30名を超える部門のマネジメントに従事。チーム専属のアシスタントもいて、雑務系やルーチン業務は自分がやらなくてよい環境。

マネジメントのスキルを伸ばすことを目的に、ベンチャー企業の新規事業立ち上げのため、10名の会社に入社。

しかし、バックオフィス系の業務、クライアント開拓、自分の備品や出張の手配など、思いもよらなかった雑務が多く、事業に集中できない。その中で結果を出すことに焦りを感じている

【対策】

・入社前に業務範囲を明確にしておく(あなたのミッションや業務範囲、サポートチームの有無)

・入社前にチームメンバーのスキルや経験を把握しておく(どのレベルのメンバーが何名いるのか)



あなたに共通する部分はありましたか?

入社前の準備が、ベンチャー転職を成功させるといっても過言ではありません!

具体的にみてみましょう。





ベンチャー企業への転職で失敗する理由

事例を2つご紹介しましたが、どこが「失敗する理由」なのでしょうか?

ベンチャー企業への転職で失敗する理由として、「あなた(転職者)に原因があるもの」と「企業に原因があるもの」があります。

それぞれ見ていきましょう!




転職者が主な原因である失敗理由

まず、転職者に原因があるパターンです。


スピード感についていけない

大手にお勤めの方は、「会議のための会議」、「キーパーソン(決裁者)にたどり着く前に、関係各署への根回し」「誰も読まない形式だけの報告書」などがありませんか?
ベンチャー企業では、そういったものはありません。


決裁者は多くの場合、社長や事業責任者で、あなたは直接キーパーソンに提案や相談ができます。社長や責任者は基本的に即決、即回答をしてくれます。

そればかりか、
「そんなことはあなたがジャッジして!」と言われる場合もあります。

あなた自身が多くのことを決断して、仕事を精力的に進めることが求められます。

PDCAを回すとよく言われますが、大手の場合、Pにものすごく時間や労力を費やします。
一方でベンチャーは、PとDがほぼ同時です。


こういった「即決、即実行」を常に求めらるので、めまぐるしさに疲れてしまう人もいます。


実務だけをやりたい

ベンチャー企業は、色んなことが「カオス」です。
まず、「ルールやマニュアル」がありません。

大手にお勤めの方はこれまで新しい業務に取り組む際は、教育担当の方がいて、マニュアルを見ながら丁寧な研修を受けていたことでしょう。
しかし、ベンチャー企業では、あなたがその仕事に取り組む第1号な可能性が高いです。
そうするとマニュアルはありませんし、教育係もいません。

あなたには、初めての仕事でもルールやマニュアルを自分で作成し、実務で結果を出す必要があります。

そして、専門領域以外の仕事も次々にやってきます。
デザイナーとして転職したのに営業のタスクを手伝ったり、経理や総務のようなバックオフィス系の依頼がきたりします。
マネージャーの方も、突然プレイングを求められこともあります。


ですから、整った環境で自分の専門領域だけを集中してやりたい方は、失敗することが多いです。


強い責任感が求められプレッシャーだ

ベンチャー企業では、フォローしてくれる人が少ないです。

例えば、あなたが1人目の人事としてジョインした場合、繁忙期であろうと体調が悪かろうと、手伝ってくれる人はいません。
営業の方なら、あなたが今月の予算に対して未達成だと、会社にとっては大打撃です。
社員数が少ないと、あなたの1つ1つのパフォーマンスは、社内のメンバーにも丸見えです。

初めてのことに取り組み、専門でない仕事も舞い込んでくる中で、自分の力で成果をしっかり出していかなければいけません。


この慌ただしさやプレッシャーに向かい合う覚悟を持たずに、イメージやフィーリングで転職を決めてしまうと、入社後に後悔してしまいます。





転職先の企業が主な原因である失敗理由

次に、「転職先に原因がある失敗理由」も解説してみます。


ライフワークバランスが取りづらい

大手からベンチャーに転職すると、労働時間がグッと増える方も多いです。
残業が多かったり、土日でも突発な対応を求められることもあるでしょう。

ご注意いただきたいのは、

”ベンチャー=長時間労働”というわけではありません。

どういう働き方をすべきかは、「個人が自分自身をコントロールして設計する」ことが求められます。

というのもベンチャー企業では、働いた時間や勤続年数で評価をするのではなく、「仕事のパフォーマンスやバリューの体現度」で評価をするからです。

どうしたら「仕事のパフォーマンスをあげられるか」「バリューを体現できるようなアクションが取れるか」に社員は関心があります。
労働時間が長いかどうかは、重要ではないのです。


ですから、ライフワークバランスを第一に考える方は、居心地が悪くなってしまいます。
もし労働時間が長いのが嫌なのであれば、あなた自身が改善策を提案する必要があります。



人事制度、教育体制が整っていない

事業の拡大や成長が最重要課題であるベンチャー企業では、どうしても人事制度や社内の教育体制が未整備です。

給与や昇給、評価基準や体制、育休産休制度、有給や特別休暇制度など、着手しなくてはいけないものの、追いついていないのが現状です。

ここがとても重要だ!と考える方は、ミスマッチとなるでしょう。


もし不便さを感じる、ここが改善されればもっとパフォーマンスを向上できるなどといった意見がある場合は、あなたが制度を作るところから先導する役割になります。


「私の専門じゃないんだけど」「そんなものはあるのが当然だ」と思う方は、入社後にストレスになってしまうでしょう。







ベンチャーへの転職で失敗しないためには?

ここまで、ベンチャー企業で失敗するケースを見てきました。

ベンチャー転職で失敗しないために、あらかじめ考えておきたいことをお伝えします!



スピード感が合うか、ベンチャーで働く人に聞いてみる

大手にいらっしゃるあなたは、「結構仕事は速い方だし、自分なら大丈夫」とお思いかもしれません。それは素晴らしいことです。

ただ、マニュアルやルールがなく、専門以外の仕事もたくさんあり、新しい業務を取り組むとして、今の4~5倍の速度で今以上の成果を求められるとしたら、どうでしょう?

かなりストレッチな目標ではないでしょうか?

「スピード感」というのは、今ひとつピンとこないかもしれません。
もし周りにベンチャー企業で働くお知り合いがいらっしゃるなら、一度お話を聞いてみましょう。

社内のコミュニケーションや、仕事の進め方、ライフワークバランスの取り方などを伺って、どんなスピード感で仕事をしているのか、具体的なイメージをしてみましょう。



今の安定<カオスな挑戦 を選びたいか考える

大手にいらっしゃるあなたは、とても恵まれています。
給与、労働時間、福利厚生、人事制度、社内の備品、オフィス環境など、余計な苦労はないでしょう。

教えてくれる人もいるし、あなたのロールモデルになるような先輩も社内で見つかるでしょう。
日本中のほとんどの方が、あなたの企業のことを知っています。


そういった恵まれた環境やブランドを手離してでも、挑戦したい気持ちが本当にあるのか?をもう一度考えてみましょう。



自分の成果=会社の業績であることを覚悟する

大手にいらっしゃるあなたは、ミスをしたり成果を出せなかったりしても、補ってくれる誰かが周囲にいることでしょう。
あなたが仮に1か月休んでも、売上や成果物がセロに近くても、会社は問題なく回ると思います。

ベンチャー企業ですと、あなたに会社や事業の行く末がかかっています。

キラキラしていてかっこいいかもしれませんが、そのプレッシャーはとても大きいです。

そのプレッシャーから逃げずに取り組み続ける覚悟があるのか?を熟考しておきましょう。




ベンチャー業界に詳しいエージェントに相談する

お友達がベンチャー企業で働いている方は、まずお話を聞いてみやすいかと思います。
ただし、お友達がご存知のベンチャー企業様の数は少ないでしょう。

また、やはりご友人ですと、あなたにとって厳しいこと、あなたの希望と反することは言いづらいものです。

ですから、転職のプロ、キャリアのプロである、転職エージェントに相談するのもオススメです。
ほとんどの転職エージェントは無料カウンセリングを行なっています。一度足を運んでみるのがいいでしょう。


ポテンシャライトは、創業から2年で100社の採用コンサルティングをしてきました。

ベンチャー企業の様々な人事課題を解決・支援しています。

ベンチャー企業の採用したい人物像を決めたり、求人内容をコンサルティングしたり、候補者の面接を担当したりと、ベンチャー企業の人事を代わりに行なっています。


ベンチャー企業に転職するかどうか迷っている方には、「リアルなベンチャー転職」をお伝えできるかと思います。

ご自身で考えてみたけど、まだ不安だ…という方は、ぜひご相談ください!(無料)






転職で失敗しないように、事前準備を万全に!

いかがでしたか?
なんだか大変そうに見えますが、大手からベンチャーに転職して活躍している人もたくさんいらっしゃいます。


まずは、しっかりと働き方や、配属のチーム、あなたの業務内容などを明確にイメージをして入社を決めるのがオススメです。


実際にベンチャー企業で活躍している人は、こういったポイントをご自身で検討し、入社前に納得したうえで、挑戦したい!と覚悟を決めている人が多いです。


事前の準備を大切にしましょう!





濱口マリア/キャリアカウンセラー

ベンチャー・スタートアップ特化の転職エージェント ポテンシャライトのキャリアカウンセラー。
大学を卒業後、新卒でアパレル業界へ。外資系ジュエリーブランドやインポートセレクトショップの店舗マネジメントを経て、HR業界へ。
IT/WEB/ゲーム特化の人材紹介会社でキャリアカウンセラーとして活躍。2500名以上のキャリアカウンセリング実績。現在はフリーランスとしてベンチャー転職のご支援に奮闘中。 
♯国家資格キャリアコンサルタント ♯米国CCE.inc認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー