ベンチャー企業も視野に入れて転職活動をされている方の中で、自分の興味ある業界や職種が未経験でも問題ないなら、色々求人を探してみたいと考えていらっしゃる方も少なくないと思います。
今回の記事では、そのような方々へ向けて、業界・職種未経験でベンチャー企業へ転職した事例や失敗しないための回避策などをご紹介していきます。
ベンチャー企業は未経験でも転職できる?
そもそも業界や職種が未経験でも転職できるのか気になると思います。
未経験の業界や職種に転職の際に気をつけるべきポイントをご紹介します。
業界が未経験の場合
ベンチャー企業はIT、Web業界が大半です。
大手メーカーや大手金融企業などからITベンチャー企業へ転職される方は多くいらっしゃいます。
そうした非IT、Web業界からの転職を考えていらっしゃる方は、ExcelやWord、PowerPointのスキルやITパスポートなどのITに関する基礎知識を習得しておくと転職の際に有利になるでしょう。
ほとんどのIT、Web業界は基礎知識などを習得しておけば問題ありませんが、中でもゲーム業界は専門的な業務が多く、未経験の方はキャッチアップが難しいかもしれません。
職種が未経験の場合
ベンチャー企業への転職を考えていらっしゃる方の中で、未経験の職種に挑戦したいと思われている方は意外と多く見受けられます。
実際、管理職や役員ポジションではない場合、未経験の職種への転職はよくあります。
例えば企画職などの場合、他業界で培ったスキルによって、会社に新しい発想を取り入れてくれるのではという期待を込めて、未経験者の採用を行っていることもあります。
逆に未経験歓迎などのエンジニア職の場合、本当に簡単な作業しか任せてもらえないこともあるので、あらかじめ業務内容などを確認しておくことが大切です。
ベンチャーへの転職に向いている人
未経験でもベンチャー企業へ転職できるということがおわかりいただけたと思います。
では実際にベンチャー企業へ向いている方はどのような方なのでしょうか。いくつか特徴をご紹介していきます。
好奇心旺盛な人
移り変わりの激しいベンチャー企業ではその業界で生き残っていくために、新しい考えやビジネススタイルなどに好奇心を持って仕事に取り組めることが非常に大切です。
競合他社や業界の最新情報などを常にキャッチアップして、仕事へとつなげていく姿勢が求められます。
普段から流行りものやトレンドに敏感など、好奇心旺盛な人はベンチャー企業に向いているでしょう。
柔軟な対応ができる人
ベンチャー企業ではイレギュラーな出来事が多いです。
一日の予定スケジュール通りに進むことは少なく、人手が少ないことから、急に期限の短いタスクが振られることもあるでしょう。
また、業務フローや社内ルールなどが定まっておらず、その都度振り回されることもしばしばあります。そのような変化を受け入れ、柔軟に対応する事が求められます。
自己管理が得意な人
べンチャー企業はその業務上、勤務時間が多くなりがちです。
ベンチャー企業で働くには、時間スケジュールの管理や適切な仕事量の調整が欠かせません。
また、ベンチャー企業は幅広いことにチャレンジできる反面、業務が膨大にあります。
そのような環境で仕事をするためには、心と身体がともに充実できるように、ワーク・ライフ・バランスを整える自己管理能力が大切です。
自己管理ができるかどうかは、ベンチャー企業で働く上で大切な要素であるといえるでしょう。
ベンチャーへの転職に向いていない人
逆に、ベンチャー企業への転職をオススメしない人の特徴をいくつか挙げていきます。
安定を求める人
安定を求める人であれば間違いなく大企業で働くほうが良いでしょう。
大企業であってもいつ倒産するかはわかりませんが、ベンチャー企業ではちょっとしたミスが大損害につながる可能性があります。
また、ベンチャー企業では業績・実績次第で減給することもあるため、安定を求める方にはベンチャー企業は向いていません。
与えられた仕事をこなすのが好きな人
自分の担当業務をしっかりとこなし、その上で多部署と連携する必要がある大企業と比べ、ベンチャー企業では自分で仕事を探し、新しい挑戦に取り組むことが求められます。
そのため、誰かの指示を受けて動き、与えられた仕事を黙々とこなして成果を出すことが好きな方には、ベンチャー企業は向いていません。
給与や福利厚生を一番に求める人
起業したばかりの会社では資金も少なく、事業が成長して安定するまで、大企業と比べて給与水準は低いといえます。
また、住宅手当や退職金制度、社会保険などの福利厚生も整備されていない可能性が高いです。
そのため、仕事のやりがいや自身のスキルアップではなく、給与や福利厚生を一番に求める方にはベンチャー企業は向いていないです。
未経験からベンチャー企業へ転職した事例
未経験業界・未経験職種でベンチャー企業に転職した事例を挙げてみます。
会計事務所の経理からベンチャー企業への管理部門へ転職した30代前半の女性
経営に近いところで組織を作るところから仕事がしたいと思い、ベンチャー企業に転職を希望されました。
会計事務所だとどうしてもアウトソースされる側になり、経営に踏み込めないことも多いようです。
転職先を選んだ理由としてはまだ社員10人以下の未整備のため、ゼロベースで組織を作れる点に非常に魅力を感じ入社を決定されました。
特にデメリットも感じでおらず、転職した結果、非常に楽しく勤務されているようです。
営業からカスタマーサクセスに転職された20代後半の男性
30代を目前に何か新しい事にチャレンジをしたいと思い、新しい職種への転職をされました。
カスタマーサクセスは、新規の営業とは違い、既存顧客のライフタイムバリューを伸ばすために課題解決するポジションです。
今後の企業の成長性や営業の経験を活かしながら、新しい事にチャレンジできる点に非常に魅力を感じ、転職を決意されました。
社風にも馴染んでおり、想像以上に楽しく働けているようです。
新しい業界、新しい職種への転職なので、キャッチアップする事も多くそこへの苦労は感じているようです。
転職時の年収が下がってしまったことはデメリットですが、今後の上がり幅で納得感持っているようです。
ベンチャーへの転職で失敗しないためには?
転職事例などもご紹介してきましたが、実際にベンチャー企業へ転職をして失敗しないために、重要なポイントをいくつか挙げてみます。
自分が転職したい理由を明確にする
一番大切なのは、自分が転職したい理由を明確にすることです。
転職を考えている方は、「もっとやりがいのある仕事をしたい」「今後のキャリアのために自身のスキルアップをしたい」など、何かしらの理由があると思います。
それらの理由を明確にした後、転職をすることでその理由を解決できるかよく考える必要があります。
ベンチャーで働いている人に実際に話をきく
ベンチャーは、想像以上に社内がカオスな状況であることが多く、入社前にそのカオスな状況をある程度イメージすることが大事です。
特に大手にいらっしゃる方は、今まで当たり前にあった仕組みや制度がないことが多いと感じるです。
例えば、当たり前にシステムで行っていた管理業務が、Excelでのアナログな管理になったり、当たり前に清掃業者の方がしていてくれたオフィスの掃除を自分たちで、いつも誰かがやってくてれていたコピー機の用紙の補充も自分たちでやるというのはざらにあります。
未経験の業界や職種に転職を考えていらっしゃる方であれば、働いている方にお話を聞いて、内情を把握しておくことが非常に大切です。
自分に合ったベンチャー企業に転職する方法
ここまでご覧いただいて、未経験でもベンチャー企業に挑戦してみたい!とお思いになられた方々に、実際に自分にあったベンチャー企業に転職するのに最適な方法をいくつかご紹介させていただきます。
Wantedlyで未経験でもOKの求人を探してみる
日本の転職サイトにおいて最もベンチャー企業が活発に使用している求人媒体はWantedlyです。
またWantedlyは現状40,000件以上の求人が掲載されており、未経験の方でも過去の経歴やポテンシャル次第で、採用されているケースが多くあります。
カジュアル面談や採用イベントに足を運ぶ
ベンチャー企業ではカジュアル面談や採用イベントを積極的に行なっています。
履歴書や職務経歴書の用意がまだでも、参加できるものも多いです。
まず、ベンチャー企業の雰囲気を知りたい、オフィスや社風を感じてみたい方はオススメです。
また、ベンチャー企業はインターネット上に求人がでてないこともあります。
できるだけ多くの企業とコンタクトを取ることをオススメします。
- 求人票を作る余裕がない
- そもそもどんな人がマッチするか企業が分かっていない
- 突然そのポジションが必要になった
などなど。
あなたのような人材がいると企業に認識していただけると、検索しても出会うことができないポジションを打診いただけるかもしれないのです。
ベンチャー業界に詳しいエージェントに相談する
ベンチャー企業は採用広報にコストを掛けれない事も多いため、そのため優良ベンチャーであっても露出が少なく、認知度が低いケースがあります。
特に、未経験の業界や職種の場合、自分にどの企業があっているのかわからない方が多いでしょう。
そのような悩みを持った方なら、ベンチャー企業専門のプロのエージェントに相談をすることで、自分にあった企業が見つかりやすくなります。
ベンチャーに特化したエージェントだからこそ、業界や企業の内情に熟知しており、あなたにぴったりの求人を紹介できます。
また、当社ポテンシャライトでは、今まで160社以上のベンチャー企業で採用に携わった経験から、あなたの志向やスキルをもとに最適な選択肢をご提案します。
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