転職理由に悩んでいる方へ|プロのエージェントが転職理由の例やまとめ方を解説

「なんとなく転職を考え始めたけど、面接で答えられるような自信がない。」

「どのような転職理由なら転職に踏み切っていいのか。」


このような悩みは、私が転職カウンセリングをしている中でよくお聞きします。


今回の記事では、このような悩みを解決するべく、転職理由の例やまとめ方を解説していきます。

面接における転職理由の回答例

まずはじめに、私が転職相談をお受けする中でよくお聞きする皆さんの転職したい理由とその回答例をご紹介していきます。


労働環境・待遇の改善による転職理由

・残業が多すぎてライフワークバランスが崩れている

『今の職場では入社当初から、毎日朝8時から夜10時までの勤務が常態化しています。


他部署でも同じ状況で、増員の要望や業務のアウトソーシングを提案しましたが、上長が多いため承認がおりず、結果として受け入れられませんでした。


ワーク・ライフ・バランスを改善するために転職を決意しました。』


・待遇の改善・昇給がされない

『給与水準が低く、経済的にゆとりがないことが直接的な理由です。現在、月収25万円程度ですが、先輩社員の話を聞くと、今後も大幅な改善や昇格が見込めない状況です。


私自身が家庭を持ち、今年中に子供の出産も予定しているため、今の会社で働き続けるのは難しいと考え、転職を決意しました。』


自身のスキルアップを目的にする転職理由

・自身の営業力を高めたい

『現職の営業チームでは、年功序列の風土であり、先輩から決められた商品をご提案することが求められていました。


新たな企画提案や顧客の新規開拓をしたいとの要望を伝えていましたが、そのチャンスを与えて頂くこともありませんでした。


今後、提案力を高めて、売り上げに貢献できる営業として活躍したいと考え、幅広い商品が揃っていて、若手でも参加できるチャレンジ制度をお持ちの御社に応募しました。』


・フルスタックエンジニアになりたい

『要件定義、基本設計から運用・保守まで、より広く製品開発に携わりたかったのですが、上司が扱えないと判断した工程は外注することが多く、既存の技術しか磨かれないという状況でした。


もっと幅広い知識を身につけ、よりクライアントに満足してもらえるサービスを提供したいと考え、担当業務、工程が幅広い御社への転職を希望しました。』


企業や業界の将来性を考慮した転職理由

・企業規模が小さい

『前職での人間関係や仕事内容には不満はありませんでしたが、企業規模が小さいため競い合える人の数や事業拡大の機会に乏しい、と感じていました。


どうしても小さい規模の組織であれば競争よりも人間関係を大切にしてしまうという風土や新たなことに挑戦する資金がないため、仕方なのないことであると思います。


そこで、社員活用に熱心で評価制度も充実しているという点や新規事業に積極的に挑戦していることを踏まえ、企業規模・事業規模の大きな企業である御社を選びました。』


・業界全体で縮小傾向にある

私の会社の所属する、電機業界では、どの企業でも業績不振が続いています。


現在はインターネット革命による産業の変化が進行中で、業界全体の構造変化が起きていると聞いております。


私の会社も、早期退職者を募るなど、人員削減の一途をたどっています。今後のキャリアを考えるにあたって、新たな業界に挑戦してみたいと考え、御社を選びました。

自身の転職理由を具体化するまでのステップ

転職理由がまとめられても、それを面接の場で適切に伝えられないと意味がありません。ここではどうすれば採用担当者に伝わりやすいのか解説します。


1)キャリアプランを明確にする

まずはじめに、自分の将来のキャリアプランを明確にしてみましょう。


キャリアプランとは、自分が今後どのような職について仕事をしていきたいかの目標を持ち、その実現のために計画を立てる事をいいます。


「どのくらいの収入を目指すのか」や「ライフワークバランスを考えること」も、キャリアプランの一つです。


キャリアプランを立てることで、現在の自分に「必要なこと」や「やるべきこと」がわかります。


2)現状分析する

キャリアプランを立てたら、現在の職場を分析しましょう。


今の職場で、思い描いたキャリアプランが達成できるのか、理想とするライフワークバランスが保てているのかを「客観的」な視点で分析します。


具体的に、「現職で自分が抱えている問題」や「転職するにあたって改善したいこと」もリストアップしておきましょう。


「現状分析」を行うことで、転職活動中に陥る「不安」や「焦り」を抑えることもできます。


3)転職先で実現したいことを考える

現状分析をして転職しようと決めたら、転職することで何を成し遂げたいのか、どんな仕事ができるようになりたいのかを考えていきます。


面接で具体的に問われることが多いのは「5年後、10年後」など、特定の時間と経験を経たあなたがどうなっているのか?をイメージできているかを確認するものです。


志望動機や転職の理由との相違がないようにしっかりと考えておきましょう。


4)転職エージェントなどのプロに相談しつつ、より具体化する

1)~3)を終えたら、転職エージェントなどのプロに相談しましょう。


あなたのキャリアプランや現在の職場状況など、プロの視点からの意見をもらって一貫性のある転職理由を具体的にしていきます。


当社ポテンシャライトのキャリアカウンセラーである山根は10年間で5000人を超えるキャリアカウンセリングを通し、転職を成功に導いてきました。


転職理由を一緒に考えることから、転職成功までどんなことでもご相談に載ります。


ぜひ一度無料のキャリアカウンセリングにお越し下さい。

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転職理由を採用担当に納得してもらうためのポイント

続いて、転職理由を採用担当者に納得してもらうためのポイントをいくつかご紹介していきます。


ポジティブな理由を話す

面接官は応募者の不満や愚痴を聞きたいわけではありません。ネガティブな転職理由を挙げて話しても、あなたの評価にはつながりません。


たとえば、「仕事が忙しすぎる」といった理由でも、「プライベートと仕事をともに充実させたい」と表現することで、家庭も大事にする方なんだなとプラスの評価を得ることができます。


一見ネガティブに見える理由でも、ポジティブな言葉に変換して表現するようにしましょう。


キャリアプランと転職理由を結びつける

キャリアプランや人生において自分が働くことの目的と、転職理由に一貫性があることも納得してもらう重要なポイントです。


なぜなら転職は、自分が理想としているキャリアプラン・働く目的と現状とのギャップを埋めるための手段だからです。


キャリアプランが応募している企業に入社することで実現しないのであれば、その転職理由は不適切です。キャリアプラン、転職理由が志望動機につなげられるかどうかも確認しておきましょう。


客観的な視点で話す

転職理由を述べる際には、客観性を持たせることが大切です。当事者である以上、転職理由は主観的になりがちです。


業務量が多く残業続きで、「増員の要望や業務のアウトソーシングを提案した」にもかかわらず、1年間状況が変わらなかった。


など、自分が問題解決のためにアクションを起こしたのか、結果としてどうだったのかなどを交えると、周りから見ても共感しやすいです。


前向きな姿勢を見せる

もし、回答した転職理由に対して厳しい指摘を受けたときでも、熱くなったり、自信なさげにふるまったりしてはいけません。


指摘されたことについては素直に受け止め、自分自身を成長させたいという意欲があることを伝えましょう。


転職をすることで前向きに成長したいという姿勢と御社に入社したいという熱意を表現することが大切です。


建前で話さない

できるだけ面接官から高評価を得るために、嘘や建前で転職理由を作り上げてしまう人がいます。


しかし、転職理由を答えるときに嘘をつくと、ミスマッチの可能性が高まり、自分にも転職先の企業にもデメリットしかありません。


転職を志望している以上、現職・前職に何らかの不満があったことは、採用担当者も十分に理解しています。


基本的には転職に至った理由はうそをつかずに答えるようにしましょう。

転職理由に対して、面接官がよくする深掘りの質問

面接時に転職理由は特に深堀りされるので、それにしっかりと答えられるように心構えをしておきましょう。


最後に、代表的な転職理由と、それに対する深堀りの質問をまとめてみます。参考にしていただければ幸いです。


転職理由:給与がアップしない

深堀りの質問:給与アップに値する実績を残したか、どのような条件を望むのか


転職理由:会社の雰囲気が合わなかった

深掘りの質問:どのような会社の雰囲気を望むのか


転職理由:仕事にやりがいがない

深掘りの質問:理想の仕事をするためにどのような工夫をしてきたか

転職で失敗しないように、転職理由の準備を万全に!

転職理由の準備を万全にしておくことで、志望理由書や面接に自信を持って望めるでしょう。


しかし、はじめて転職を考えている方は、キャリアプランをたてるのに困ってしまったり、果たしてこの転職理由で適切なのか、などの悩みを抱えてしまい転職活動が止まってしまうこともあると思います。


そんなときは、転職エージェントを利用することで、キャリアプランの作成から、転職理由を考案をお手伝いしてもらい、転職を成功に導くことができます。


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